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raisinpanの日記

読んだ本とか、思ったこととか。

【読んだ】マイルス・デイヴィスの真実 (講談社+α文庫)

当初は立ち読みで済ませようかとも企んだのですが、分量と内容の重厚さに屈し断念。しかしこれは絶対読んだほうがいい本ですわ。 

 

 

当方この分野にはあんまり詳しくないのですが、それでも知ってるようなビッグネームが多数登場し、さながら20世紀のジャズシーンを総括するような1冊。自叙伝では美化・脚色されてしまっているところも丁寧な取材できちんと描写していて、本書にかけた労力の大きさを感じます。私もその何万分の1かの労力を使ってマイルス・デイヴィスの音源を集めてみようかと思いました。

【読んだ】スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街~スポーツでこの国を変えるために~

 川崎フロンターレの名物企画屋として名を馳せ、東京オリンピックの準備のプロジェクトチームに引き抜かれていった天野さんというスーパーマンのお話。

 

 

この本を読んで自分もこんなふうに、さすがにそこまで行かなくても何かエッセンスを取り入れて自分の仕事・生活を改善させよう!とはならないですが、Jリーグの試合に絡めてこんな企画をやってたのか、とか、あの企画の裏側・内側にはこんなプロセスがあったのかとか、驚くことが多く、読んでいて楽しい1冊なのは間違いないです。

 

できれば川崎フロンターレには、東急線沿線に5万人くらい入る専用スタジアムを作ってもらいたいですね。氏の貢献もあり、今の等々力競技場の客席を埋めるぐらいの集客はできるようになったので、もっと大きくて見やすいスタジアムで、もっと大きな賑わいを作ってほしいと思います。人口減少時代とか言われる中で川崎市の人口推移はかなりいい感じですし。クラブとしてももっと上を目指してほしいなと思います。

【読んだ】なぜアメリカでは議会が国を仕切るのか?

 アメリカ議会について学びましょうや、というお話。

なぜアメリカでは議会が国を仕切るのか?

なぜアメリカでは議会が国を仕切るのか?

 

 

 

平易な文体で書かれて読みやすいです。 アメリカ議会のことを英語で追いかけようとしたときに普通に出て来る専門用語についても簡潔に解説されるので、本書の内容を頭にちゃんと入れた上で最新のニュースを仕入れたり、昔のトピックを掘り下げたりすると、作業効率が随分違いそうです。自分の場合、基礎知識が足りてなさ過ぎるのか、一読しただけでは十分本書の内容を咀嚼できてないと思うので、繰り返し読んでみたいと思います。

【読んだ】職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち

 一般論というか、あるあるネタというか、よくある話をまとめたやつですね。

職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち

職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち

 

 

 

堂々と上に楯突くやつは案外大丈夫とか、そういうのを疑われなさそうな人こそ危険とか、あーあーあーあーって感じしますよね。そういう風土を作らないようなコミュニケーションとか評価基準とかについても言及してますね。そういう企業からの逃げ方がエラい簡単に書いてあるけど実際実行するのは難しそう。対外的に不正が明らかにならないうちに、自分の経験や能力が活かせる形での転職っていう、不正がどうとか全く関係ないアプローチになるんですよね。全体を通して書いてあることには納得なのですが具体例がほとんどないのが寂しいですね。

【読んだ】〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

 最近はヤケに早寝早起きな生活をしております。

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

 

 

 

それはさておきこの本についてですが、もうちょい違う日本語タイトルなかったの?という思いはありますよね。原題は”the inevitable”なので「避けられないこと」みたいな意味ですね。現代のテクノロジーを12の不可避な潮流から読み解いています。日本語タイトルを見ると未来予測的なテイストを感じますが、実際の中身は近年の潮流を整理し、それらを正しく理解することを主眼においています。未来を見通すにはまずは正しい現状認識から、というところでしょうか。日本語タイトルに引っ張られず、正しい現状認識を、という点からこの本を読めば、非常に良い本だと思います。ここ10年くらいのインターネットを取り巻く傾向のまとめとしては、とても良くできていると思います。

【読んだ】「原因」と「結果」の法則 合本版

 言っていることは至極真っ当で、生活の指針とするのに良いとは思うのですが、使われる言葉や文体がスピリチュアル過ぎてクラクラします。合本版でなくて1と2くらいを読めば十分だと思います。

「原因」と「結果」の法則 合本版

「原因」と「結果」の法則 合本版

 

 

 

原典はかなり古い本なので書いてある内容自体は良く言えば本質的で何かの経典のよう、悪く言えば他の本にも書いてある感じです。この手の本を持っている方はスルーしても良いと思います。

【読んだ】あきらめない

自叙伝的な作品。淡々としたエッセイのようなトーンで進むものの、冤罪で拘置所に入り、「刑務所なう」「刑務所わず」じゃないけどムショ暮らしの話とそれを支えた家族の話になります。

あきらめない

あきらめない

 

 

 

一読して思うのは、当然それなりに努力や苦労をしているわけなのですが、 その割に悲壮感とか、消耗している感じがないんですよね。本人の資質の高さと芯の強さ、それに周囲の人々にも恵まれているなと感じます。かなり早い段階で”普通の人のロールモデルになる”と、自分のキャリアの軸を明確にし、それに忠実であろうとしてきたところ、また逮捕されてしまったことで一番悔やんだことがそのロールモデルから大きく外れてしまったこと芯の強さを感じます。

著者の能力の高さが随所に感じられる本なのですが、鼻につく感じが一切なく、品があり消化しやすい本なので、是非一度読まれるとよい1冊です。