raisinpanの日記

読んだ本とか、思ったこととか。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【読んだ】反転―闇社会の守護神と呼ばれて (幻冬舎アウトロー文庫)

言いたいことは大体中森明夫の解説文に書いてあるのですが、この自叙伝を通して「戦後のニッポン」をそのままたどることができるように感じられる作品です。 反転―闇社会の守護神と呼ばれて (幻冬舎アウトロー文庫) 作者: 田中森一 出版社/メーカー: 幻冬舎 …

【読んだ】ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

日常何気なく使っているものに対して、どれだけのコスト(費用、手間)がかけられて作られているのか、流通しているのか。そしてそれに対して自分はどれだけのコストを払っているのか、ということに思いをめぐらし、様々なものに感謝の念が湧く1冊です。 ゼロ…

【読んだ】ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

日常何気なく使っているものに対して、どれだけのコスト(費用、手間)がかけられて作られているのか、流通しているのか。そしてそれに対して自分はどれだけのコストを払っているのか、ということに思いをめぐらし、様々なものに感謝の念が湧く1冊です。 ゼロ…

【読んだ】ぼくらの哀しき超兵器――軍事と科学の夢のあと (岩波現代全書)

編集って大事だな、って思いました。まる。 ぼくらの哀しき超兵器――軍事と科学の夢のあと (岩波現代全書) 作者: 植木不等式 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/08/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る // 各エピソ…

【読んだ】極貧球団

「黒い霧事件」の影響もあり、選手の永久追放や西鉄の撤退により弱体化を余儀なくされた70年代のライオンズ。3年連続の日本一と時代を創った50年代、浮き沈みのあった60年代。西武に身売りした後に築かれた80年代、90年代の黄金期に挟まれた、平たく言えば”…

【読んだ】誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走

著者は橋下徹氏に対して、良く言えばスタンスが明確で、悪く言えば偏っているところもあるように感じられます。本書の内容すべてを鵜呑みにするのは違うかな、とも思いますが、肝となる橋下氏のメディア対策、およびメディア側からの橋下氏の扱いについては…

【読んだ】新版 集団的自衛権─新たな論争のために

2001年にPHP新書より刊行された『集団的自衛権―論争のために』の増幅版で、旧版の内容はそのままに2012年までの本件に関する動向・論考を追ったものになります。 新版 集団的自衛権─新たな論争のために 作者: 佐瀬昌盛 出版社/メーカー: 一藝社 発売日: 2012…

【読んだ】「権力」を握る人の法則 (日経ビジネス人文庫)

もうみんな大人なんだから、頑張ってれば結果は出る、みたいな呑気なことを言うのは止めて、賢く、適切な立ち居振る舞いが出世や自分が求める結果を出すのに必要だということを認識しましょうよ、というお話ですね。 「権力」を握る人の法則 (日経ビジネス人…

【読んだ】田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫)

1943年生まれの著者が、自分より少し年下の団塊の世代に向けて諭すようなトーンで書いており、無駄に説教臭いです。 とは言え、本書の論旨自体はまっとうなものだと思います。 田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫) 作者: 丸山健二 出版社/メーカー: 朝日新…

【読んだ】ベトナム戦記 (朝日文庫)

党派性をほとんど感じさせずに描写しているのが印象的ですね。 それを読み取るだけの読解力が私にないだけでしょうか? ベトナム戦記 (朝日文庫) 作者: 開高健 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 1990/10 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 76回 この商…

【読んだ】仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン

色々考えさせられますね... 世知辛いっす... 「激務だけど稼げる」から「激務なのに薄給」へ... 仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン 作者: 横田増生 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/09/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) …

【読んだ】米中もし戦わば

この間読んだ、「暗闘」に、この本からの引用がかなりあったのが気になり、さらにレビューも非常に高評価だったので、早いとこ読んでおきたいと思ったのですが、レビューの星の数は極めて妥当だと思います。素晴らしい1冊です。 米中もし戦わば 作者: ピータ…

【読んだ】宿命の子

重厚過ぎる名著。700ページ近くあるので、時間を作ってなるべく短期間で読み切ってもらいたいなと思います。私はそこで失敗しました。もう一度通読したいと思います。 宿命の子 作者: 高山文彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/12/17 メディア: 単行本…

【読んだ】不動産投資の嘘

レビューはちょっと過大評価かな、という気もするのですが、不動産投資に対してプラスにもマイナスにも煽らず、全体を通して冷静に書かれています。 不動産投資の嘘 作者: 大村昌慶 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2016/06/30 メディア: 単行本(ソフトカ…

【読んだ】暗闘

トランプ大統領との会談にも踏み込んでおり、かなり鮮度の高いトピックを扱っているので、一刻も早く読んでいただきたい1冊。 暗闘 作者: 山口敬之 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/01/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る // ドナルド・…

【読んだ】総理

2007年9月、志半ばで総理大臣を辞職した安倍晋三の”再チャレンジ”を描いた1冊。 当時、麻生太郎を始めとする少なくない政界関係者が「安倍の出番はもう1回来る」という見解を持っていて、実際に彼を担ごうとした人物の動きも描かれています。 総理 作者: 山…

【読んだ】機会発見――生活者起点で市場をつくる

マーケティングに関する業務に携わる方は、是非目を通しておきたい1冊です。 機会発見――生活者起点で市場をつくる 作者: 岩嵜博論 出版社/メーカー: 英治出版 発売日: 2016/09/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る // 既存の枠組みの外側にある…

【読んだ】エースと呼ばれる人は何をしているのか

一言で言うと、「みんな、努力しようね。」という本です。 エースと呼ばれる人は何をしているのか 作者: 夏まゆみ 出版社/メーカー: サンマーク出版 発売日: 2014/06/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4件) を見る // 本書におけ…

【読んだ】あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

山田ズーニーさんというと、個人的にはやはり、「ほぼ日」の「おとなの小論文教室。」のイメージです。昔、鬱モードに入ったときにバックナンバーをガッツリ読み返したことを思い出します。 あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫) 作者: 山田ズーニ…