raisinpanの日記

読んだ本とか、思ったこととか。

秋春制とか春秋制とかJリーグの日程問題について。

秋春制移行に向けてあの手この手で外壕を埋めようとしてる感じしますよねー。

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Jリーグの日程問題って結局のところ、

1.真夏に試合をする

2.ミッドウィークの試合を増やす

3.試合数を減らす

 

この3択で何を選びますか?って話ですよね。秋春制を推進するのであれば2を選ぶことになります。夏場の試合を避けたい理由はもちろん選手の身体への負担を考えてですが、週2試合開催が続けばこれもまた大きな負担になります。冬期の試合や平日の試合が増えれば集客・経営にも悪影響です。って考えていくと、上記の3択では1を選ばざるを得ないんですよね。新潟の社長が言う通り、試合会場確保の問題もあるので、やはり秋春制はあり得ないという結論になります。

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とはいえ、もちろん現行の日程に問題がないわけではありません。

冒頭のリンク記事でも指摘されている9,10,11月の代表戦ウィーク問題。しかもここにルヴァンカップ決勝が絡んでくるので、暑くも寒くもないちょうどいい季節にあんまり試合を組めないという問題点があります。しかもこれがリーグ戦終盤にくるのでリーグ戦の盛り上がりに水を差すというのは現行の日程の大きな問題点です。秋春制にすればこの時期はシーズン序盤になるので、っていうのは推進論の一つの論拠にはなりますが、それ以外のデメリットが大きすぎるので論外です。

 

なので、「3月から8,9月までリーグ戦、10,11月にカップ戦」が最適解だと思うんですよね。

3月から9月まで1カ月平均5試合やれば35試合ですから、日程を組むことは可能でしょう。J1のクラブを少し減らすなり、2つのグループに分けて同じグループとはホームアンドアウェーで2回戦、別グループのクラブとは1回戦とか、やりようはあるでしょう。

秋のカップ戦は小規模なグループリーグを作って11月第2週くらいまではどのクラブも毎週試合があるようにすべきでしょう。てかぶっちゃけ日本代表がほとんど海外組になってる昨今、代表戦があろうが普通にリーグ戦やれば良くね?と思わなくはないのですが、他国の代表の選手もいますしそういうわけにはいかないんでしょう。

 

8月末から9月にかけて、バスケットボールのワールドカップがそこそこ盛り上がりました。理由はいくつかあると思うんですが、「時期が良かった」ってのは1つ大きな要素だと思います。夏の甲子園が終わって、プロ野球の優勝決定まではまだ時間的余裕がある。その隙間に上手くハマったと思います。なので、Jリーグの佳境をそのくらいの時期に持ってくるのが露出の増加には良いんじゃないかと漠然と思います。

 

天皇杯の日程はなんとかせんとアカンなあと思います。8月のミッドウィークに延長PKは流石にダメでしょう。これは秋春制否定派から見てもナシです。

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秋春制推進論の一つに、選手の海外移籍をスムーズにする、みたいな話があるのですが、現状でもこれだけ沢山選手が海外に流出してるんだし、そんなこと配慮する必要ある?って思うんですよね。1人いなくなることで優勝や残留を逃すほどのキープレイヤーならそれ相応の契約で引き留めるなり、たんまり移籍金を取るなりすべきです。

 

ただ単に猿真似的にヨーロッパとカレンダーを合わせたいと思ってる人も少なくない感じがします。個人的な秋春制推進論の印象は下のイラストのとおりです。