町おこしの現場が舞台になっている1冊ではありますが、もっと一般論として、
「成功するプロジェクト、失敗するプロジェクトの特徴」をまとめた本としての
売り方もあったと思います。
ご覧の通り、"東京人「でも」必読!"なんて帯には書いてますが、
どこに住んでるとか関係なく読める1冊です。
適切なネタ(商材、サービスetc.)選び
雑な需給予測による雑なプロモーション、価格設定、販売戦略
他の自治体(他社)の見せかけの成功事例の模倣による失敗、
成功しても取材や調査が殺到し本業がおろそかに、
将来の人口を予想、コントロールするのではなく、増減に対応可能な体制作り、
集団意思決定により無難過ぎるものになったり、声のデカイ馬鹿の意見が通ったり。
などなど、地方創生、町おこしの分野に限らない諸問題について触れられており、
多くの人にとって思うところのある1冊だと思います。