羽生名人に「プーチンの本読みました。大変面白く、力作じゃないでしょうか」と言っていただきました。感激に打ち震えております。
— Akiyoshi Komaki 駒木明義 (@akomaki) March 9, 2016
羽生善治さんご推薦の1冊ということで、是非読んでおきたい本でしたが、
ようやく手を付けることができました。
トルコでクーデターとかナントカで、また色々ゴタゴタしそうなので、
この人物について理解を深めておくのは非常に有益だと思います。
プーチン氏が柔道をやっていたのは知っていましたが、山下泰裕氏と交流があり、
山下氏も日露関係改善のために多少なりとも政治的役割を担っていることを
不勉強ながら初めて知りました。
KGB時代に東ドイツに駐留して東西ドイツ統一の際の混乱を目の当たりしたこと、
人たらしというか、人の心をつかむのに長けていること、
プーチン氏というと、冷酷というか、目的のためには手段を選ばないというか、
そういうイメージがある方も多いのではないかと思うのですが、
違った一面も丁寧に描かれ、とても印象に残ります。
ロシア側から見た北方領土問題とその他の国々との間にある領土問題との違いなど、
日本人として理解しておきたい点も多々おさえてあり、非常に読み応えがあります。
冒頭の羽生さんのコメントを引用するまでもなく、良著ですし、
是非読んでいただきたい1冊です。