シャルリー・エブドの事件とか、後藤健二さん、湯川遥菜さんが殺害された
2015年1月に刊行された著作。
どーなっちゃうのよコレ!?という不安が一番広がったタイミングで
これだけポイントを綺麗にまとめた本が発行されたので、
当然売れて、非常に評価の高かった1冊です。
「イスラーム国」については、刊行された時点と比べると、
今後どこまで勢力を拡大してしまうのか?という警戒感は薄れているものの、
継続して十分な存在感を示しており、世界の近代史を語る上で欠くことのできない存在になってしまったと言っていいと思います。
昨今の移民問題もこの「イスラーム国」問題がかなり影響してますからねえ。
イギリスのEU離脱問題もこの並びですからねえ。
EU離脱への賛否はともかく、ジョー・コックス議員の殺害事件は残念なものでした。
EU離脱派の過激派の犯行によって、残留派の議員さんがこういう目に遭ったことで、
離脱派の人にしてみれば「真に恐れるべきは有能な敵より無能な味方である」という
ナポレオンの名言がそのまんま当てはまる展開になってしまってますね。