これもうアカンやろ...
控えめに言って、組織が腐りきってますよね。
権力にしがみつく老害、杜撰な経営戦略、「チャレンジ」という言葉に象徴される無理な目標設定、数値の改竄、性能偽装、関係各所への圧力など、東芝を蝕む闇は挙げればキリがないです...
社員、関係者からの情報提供、取材を非常にしっかりと行っており、非常に読み応えがあり、素晴らしい本です。このことがいっそう、この本で描かれる東芝の惨状を浮き彫りにしているように感じます。
too big to failな会社だとは思うのですが、シャープもアレですし、東芝が数年後になくなっていたとしてももう驚くには値しないというのが率直な感想です。
今日も数千億円規模の損失計上のニュースが出て株価が急落してますし...
経営陣は土光さんの墓前で土下座しろ、という株主の怒号も紹介されていましたが、
あの会社がどうしてこうなった...という思いは募るばかりです。