これな。
これの何が問題か、っつーと、
この人、公共の電波でコテコテの名古屋弁を話す絶滅危惧種のうちの一人なんだわ。
全治10日の傷害なら刑務所暮らしが長くなるなんてことはないが、
コトの経緯からいってお医者さんに診てもらわなかんし、タレントとしては再起不能だわ。
で、この人が消えると、残るは「金太の大冒険」などで知られるつボイノリオ大先生と、
ちょっと調べると3人とも歳がほとんど変わらんのだわ。
どっかでガタが来てもおかしくない年齢になっとるんだわ。
このニュースを見て、
「関西で言ったら〇〇が△△を殴るようなもの」みたいな例えがぎょーさん出とったけど、
どれも合っとるようで合っとらんのは、
公共の電波で関西弁つこてる奴なんてのは掃いて捨てるほどおるし、
大して歳いっとらん連中の中にもいてるし、全国放送でもいてる。
でも名古屋弁の場合はさっき名前挙げた面々がいなくなったら終わるんだわ。
大げさに持ち上げると、「伝承文化の担い手」なんだわ。
そらね、一般の名古屋の人と話をするときにね、細かいイントネーションとか、
語尾とか、単語とかで名古屋弁が出て来ることはあるよ。
でもね、あそこまでどぎつく、他所の地域の人が思い浮かべるようなコテコテの名古屋弁を喋っとるような人は、もう50歳以下ではほぼおらんのだわ。
他の地方はどうなんでしょうね。コテコテの方言を使うローカルタレントって
どのぐらい存在してるんでしょう?
今私が住んでいるとある地方都市にもローカルタレントは居ますが、
方言使ってるかっていうと別にそうでもない。
そういう文化がとうに消えてしまったか、あるいは元からなかったか。(たぶん後者)
個人的にああいう名古屋弁が好きかっていうと決してそうでもないんだけど、
今まであったもんがなくなっていくってのは時代の変化を感じるもんだね。