Brexitで相場からExitさせられた皆さん、こんばんは。
自己紹介はここまでにして、今日もまた手短に読書感想文を。
経済発展のためには外貨の獲得というのは非常に大きな要素であるわけですが、
各種輸出業の伸びが期待できない今、観光で外国人に日本国内でお金を使わせることを説いた本です。
滝川クリステルの例のスピーチ以降、「おもてなし」という単語が乱用されるようになり、
個人的にも強い違和感を持っていたものですが、読んでみるとやはり、
「ですよねー」とついつい言ってしまうようなことが書いてありますね。
やたらと「おもてなし」って言いたがる連中の自己満足感が嫌なんですよね。
詳細は本を読んでいただくとして、「おもてなし」方がズレているとか、
「おもてなし」のために旅行するわけではない、とか、
「ですよねー」の一言ですわ。
1泊数万ドルもするような超高級ホテルが全然なく、
超富裕層が宿泊できる/滞在したいような施設がないことが
この国の観光の足を引っ張っているという指摘は確かに、と思いましたね。
Brexitだ円高だ不景気と言ったって、お金はあるところにはありますからね。
観光を産業化するには、多くの人に来てもらうのも大事ですが、
客単価を上げることも大事ですからね。
バックパックで低予算の旅ができるのも大事ですが、
豪華・贅沢な旅行が出来るような環境も整えないといけません。
控え目に言って良著ですので、是非ともお読みになることをお薦めします。