発売当初からかなり話題になっていた本ですね。
「秘史」と名のつく本ですからもっと長い時間軸の話かとおもっていたら
正味1,2年の物語なんですねこれ。
世代的にイトマン事件のことは分からないのですが、レビューを読んでる感じだと、
むしろこの本を楽しむためにはそのほうが好都合なのかなとも思いました(苦笑)
大きな事件を、著者の立場から一面的に記したものですから、この本だけで住友銀行やイトマン事件を理解しようとするのは不適切だと思いますが、物語としてはまあ楽しめるのかな、と。多くのレビューで指摘されている通り、当時のメモを書き起こしてまとめた部分がかなりあるので、読みにくいというのは確かにありますね。小説だと思って読むのがこの本の正しい読み方なんじゃないかと思います。