raisinpanの日記

読んだ本とか、思ったこととか。

【読んだ】アレックス・ファーガソン自伝(kindle unlimited対応)

 日本語版の刊行から2年も経っているわけですが、彼が去った後のManUtdが未だにかつての水準を取り戻せていないことが、オールド・トラッフォードのベンチに彼の姿がないことの寂しさをより一層強く感じさせます。

 

クラブをより強くするために、規律、監督である自らの威厳を守り、その障壁となる人物は過去にどれだけ貢献があった人物であっても排除する、という一貫した姿勢に改めて惹かれました。

一方でベッカムロイ・キーンファン・ニステルローイについて、良い思い出も沢山あるはずなのに、その去り方にフォーカスが当たり過ぎ、個人に対してネガティブな印象が残るのは読んでいてなんだかなーと思わずにはいられませんでした。

 

こう言うのは懐古趣味的でアレなのですが、個人的には彼がいなくなってから海外サッカー、とりわけプレミアリーグを見るモチベーションが下がった気がします。これは個人の受け取り方の問題なので現状がどうこうという話ではないのですが、ManUtdがかつての輝きを失ってしまっているのは事実であり、それに対する寂しさは否定できません。強いManUtdをまた見たいものです。