100年以上も前にこうした本が、しかも日本人が英語で書いて外国にも広まっているというのが凄い話ですね。
西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の五人を「代表的日本人」として取り上げ、叙述しています。当方は不勉強なもので、上杉鷹山、中江藤樹の2名については全く存じ上げなかったものですから、こうした方がいらっしゃるのかと感銘を受けました。アメリカの故ケネディ元大統領は尊敬する人物に上杉鷹山の名を挙げるとかで。この本の影響力と大統領になるような人の教養の深さを感じさせますね。
地味で質素な生活を旨とし、自分の信じた道を貫いた西郷隆盛
利他的行動が結局は自分の為になることを説いた二宮尊徳
社会的地位・名声よりも家族(母)を選んだ中江藤樹
それぞれから学ぶべきことがあり、生きる指針とできると素晴らしいと思います。