ここで挙げられている10人に対して、それぞれ好き嫌いとか異論反論が
ある方もいらっしゃるのかもしれませんが、それよりも前書き後書きにあらわれる
この本のコンセプトや、偉人や歴史の捉え方は頭に入れておくべきだと思います。
「立派な結果を残した歴史上のリーダーたちは、大抵過去のリーダーの事績について
よく研究しています。」
「昔はそれほどの人物と思われていなかった人が、反転して高い評価を与えられる
ようになった例も多々あります。」←ソ連崩壊による冷戦の集結により、
膨大な歴史資料が陽の目をみたことが大きい。
歴史というのは過去の膨大な試行錯誤の積み重ねですから、
これらを学んで活用しない手はないですし、
自分の置かれている環境や社会情勢により何を取り入れるかも違ってきますし、
新しい資料、解釈が出れば既存の考え方を変える必要性も出てきましょう。
ここで紹介された10人については、機会を見つけて、
より深く勉強できればよいかな、と思っております。
この本では個々人の業績よりも上で触れてきたような
ものの見方を学んだほうが良いと思います。
今回取り上げられた10人のうちの1人にスポットを当てた本が
それぞれちゃんとありますので。
ちょっと古い本ではありますが、バイバルスについて書かれた1冊。kindle版があります
レビューも非常に高く、是非読んでみたい1冊
ムガル帝国の創設者、バーブルを解説した1冊。信頼の山川ブランド。
お堅い本ばかりでもアレなので、たまには漫画でも。
北宋の孤高の改革者、王安石の解説。山川の世界史リブレットシリーズは
是非読んでみたいですね。
映画で歴史を学ぶのもいいですね。多少の脚色はあるかもしれませんが。
エカチェリーナ2世とその時代。
花の都パリを生み出したナポレオン3世を詳述。kindle版があるのが嬉しい。