raisinpanの日記

読んだ本とか、思ったこととか。

【読んだ】「原因」と「結果」の法則 合本版

 言っていることは至極真っ当で、生活の指針とするのに良いとは思うのですが、使われる言葉や文体がスピリチュアル過ぎてクラクラします。合本版でなくて1と2くらいを読めば十分だと思います。

「原因」と「結果」の法則 合本版

「原因」と「結果」の法則 合本版

 

 

 

原典はかなり古い本なので書いてある内容自体は良く言えば本質的で何かの経典のよう、悪く言えば他の本にも書いてある感じです。この手の本を持っている方はスルーしても良いと思います。

【読んだ】あきらめない

自叙伝的な作品。淡々としたエッセイのようなトーンで進むものの、冤罪で拘置所に入り、「刑務所なう」「刑務所わず」じゃないけどムショ暮らしの話とそれを支えた家族の話になります。

あきらめない

あきらめない

 

 

 

一読して思うのは、当然それなりに努力や苦労をしているわけなのですが、 その割に悲壮感とか、消耗している感じがないんですよね。本人の資質の高さと芯の強さ、それに周囲の人々にも恵まれているなと感じます。かなり早い段階で”普通の人のロールモデルになる”と、自分のキャリアの軸を明確にし、それに忠実であろうとしてきたところ、また逮捕されてしまったことで一番悔やんだことがそのロールモデルから大きく外れてしまったこと芯の強さを感じます。

著者の能力の高さが随所に感じられる本なのですが、鼻につく感じが一切なく、品があり消化しやすい本なので、是非一度読まれるとよい1冊です。

【読んだ】大島てるが案内人 事故物件めぐりをしてきました

有名なサイトですよね。 どうしても立場上、大家目線で見てしまうのですが、辛いですね。

大島てるが案内人 事故物件めぐりをしてきました

大島てるが案内人 事故物件めぐりをしてきました

 

 

 事故物件化してしまうと、該当の部屋だけでなく建物全体が悪影響を受けるので、相当キツイんですよね。長く住んでくれる優良入居者でも、長くなりすぎると高齢化して、何かあると...というのは考えられるリスクで、今後多くの大家さんを悩ませる案件になるのは確実なわけで... そう考えると、告知事項織り込み済みで住んでくれる入居者さんの存在は非常にありがたいです。霊的なものというのは人それぞれ感じ方、捉え方が違うものなので一概に言えないですが、大丈夫な人も少なくないというのは助かりますし、安い物件を探している方にも抵抗のない方が少しでも増えてくれると良いですが...

【読んだ】マネーの公理

著名な投資家であり、投資法に関する著作の多いラリー・ウィリアムズが、「年に1回は読み返す」と語る1冊だけあって、非常に本質的かつ網羅的で、是非本棚に置いておきたい作品です。

マネーの公理

マネーの公理

 

 

 

ここに書かれていることは、投資法の本にはよく書かれていることがほとんどなので、類書をよく読んでいる方にはやや物足りなく感じることもあろうかとは思いますが、それでも我が身にはかなり重くのしかかってくるように感じます。過去の投資の失敗経験とか思い出してしまいますよね。年に1度と言わずもっと定期的に読み返して戒めとしたほうが良いと思います。

【読んだ】アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

 感想を一言。「ええ話や」

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

 

 

 

部下に権限や裁量、自主性をできる限り持たせることが、よりよいチーム作りに必要なのだということを、具体例を豊富に交えて語り、解説する1冊。これができる度量のある上司に恵まれることは貴重ですし、下に十分な裁量を与えてくれる組織はさらに貴重です。直属の上司に十分な度量があったとしても、その上がダメならそうはいかないですから。自分のいる組織である程度の立場を得た方には、なんとかこの本の内容を踏まえて、より良い組織作りに勤しんでいただきたいと思います。そうでない方は、この本には単純に「いい話」がいくつも載っているので、読んで楽しんでいただければと思います。

【読んだ】最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

 控えめに言って、超面白い。

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

 

 

7球団だったパ・リーグを8球団にすべく立ち上げられた高橋ユニオンズ。他球団の余剰戦力を押し付けられ、2年目には年間勝率が.350以下の場合に罰金が課せられるという当時あったルールにかかり、さらに翌年は最終戦でギリギリ回避(対戦相手の選手の個人記録達成との取引でw これによりこの罰金制度が廃止にw)。2軍監督が選挙に立候補。主力選手が応援演説に出かける。1イニング7四球の今も破られぬプロ野球記録。などわずか3年で積み上げられたとは思えないネタの数々... 古き良き(?)昭和のプロ野球に鮮烈な爪痕を残した高橋ユニオンズ。ご存知の方もそうでない方も、プロ野球に興味があろうとなかろうと、是非一度お読みいただきたい1冊。

【読んだ】独裁力 (幻冬舎新書)

 ややタイトル詐欺かな、という気がします。そのせいか、Amazonレビューの質が低い低いw

大半はBリーグ発足に向けた諸々を記した本で、バスケに興味のない人にも読んでもらうためのタイトルにしたのかなという気がします。

独裁力 (幻冬舎新書)

独裁力 (幻冬舎新書)

 

 

 

正直、氏の著作で言えば「Jの履歴書」という名著があるので、それだけ読めばいいのかなと思います。

 

「J」の履歴書

「J」の履歴書