raisinpanの日記

読んだ本とか、思ったこととか。

【読んだ】マネーの公理

著名な投資家であり、投資法に関する著作の多いラリー・ウィリアムズが、「年に1回は読み返す」と語る1冊だけあって、非常に本質的かつ網羅的で、是非本棚に置いておきたい作品です。

マネーの公理

マネーの公理

 

 

 

ここに書かれていることは、投資法の本にはよく書かれていることがほとんどなので、類書をよく読んでいる方にはやや物足りなく感じることもあろうかとは思いますが、それでも我が身にはかなり重くのしかかってくるように感じます。過去の投資の失敗経験とか思い出してしまいますよね。年に1度と言わずもっと定期的に読み返して戒めとしたほうが良いと思います。

【読んだ】アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

 感想を一言。「ええ話や」

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

 

 

 

部下に権限や裁量、自主性をできる限り持たせることが、よりよいチーム作りに必要なのだということを、具体例を豊富に交えて語り、解説する1冊。これができる度量のある上司に恵まれることは貴重ですし、下に十分な裁量を与えてくれる組織はさらに貴重です。直属の上司に十分な度量があったとしても、その上がダメならそうはいかないですから。自分のいる組織である程度の立場を得た方には、なんとかこの本の内容を踏まえて、より良い組織作りに勤しんでいただきたいと思います。そうでない方は、この本には単純に「いい話」がいくつも載っているので、読んで楽しんでいただければと思います。

【読んだ】最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

 控えめに言って、超面白い。

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

 

 

7球団だったパ・リーグを8球団にすべく立ち上げられた高橋ユニオンズ。他球団の余剰戦力を押し付けられ、2年目には年間勝率が.350以下の場合に罰金が課せられるという当時あったルールにかかり、さらに翌年は最終戦でギリギリ回避(対戦相手の選手の個人記録達成との取引でw これによりこの罰金制度が廃止にw)。2軍監督が選挙に立候補。主力選手が応援演説に出かける。1イニング7四球の今も破られぬプロ野球記録。などわずか3年で積み上げられたとは思えないネタの数々... 古き良き(?)昭和のプロ野球に鮮烈な爪痕を残した高橋ユニオンズ。ご存知の方もそうでない方も、プロ野球に興味があろうとなかろうと、是非一度お読みいただきたい1冊。

【読んだ】独裁力 (幻冬舎新書)

 ややタイトル詐欺かな、という気がします。そのせいか、Amazonレビューの質が低い低いw

大半はBリーグ発足に向けた諸々を記した本で、バスケに興味のない人にも読んでもらうためのタイトルにしたのかなという気がします。

独裁力 (幻冬舎新書)

独裁力 (幻冬舎新書)

 

 

 

正直、氏の著作で言えば「Jの履歴書」という名著があるので、それだけ読めばいいのかなと思います。

 

「J」の履歴書

「J」の履歴書

 

 

 

【読んだ】夢をかなえるゾウ

 こういう話を道徳の教科書に載せればいいんですよw

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

 

 

 

書いてあることはその辺の自己啓発書と同じですからねえ。それはこの本の早い段階で前置きされてますが。ただ読みやすさとか、ウィットとか、行動させようとする感じとかは類書と比べてかなり優れていると思います。ガネーシャのキャラがいい感じに際立っているので、お子様にも読みやすいのではないかと思います。

【読んだ】伝え方が9割

 言い方ひとつで印象というか、受け取られ方って違いますからねえ。

伝え方が9割 【「伝え方が9割 2」試読版付き】

伝え方が9割 【「伝え方が9割 2」試読版付き】

 

 

 

コピーライターの方が書いた本ということもあり、会話術というよりも見出しやキャッチコピーを考えるときに使いやすそうな感じの本です。プレゼンとかに役立ちそうです。会話術にももちろん使えると思いますけどね。続編も出てるのでこれもオススメです。 その1で触れられなかった技法について解説してくれます。

伝え方が9割 2

伝え方が9割 2

 

 

 

【読んだ】フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略

 今読むと少し古い感じがします。

日本語版は2009年11月に刊行されましたが、もう7年半も前ですからねえ。

フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略

フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略

 

 

 

本書を活用してビジネスに活かすのには、刊行後の社会やデバイス(スマートフォンの普及とか)の変化も踏まえてやらないといけないですね。当時は斬新だったことも当たり前になったりしてますから。現代版の続きが読みたい気がしました。